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2008年8月15日 (金)

油井城跡(兵庫県篠山市)

兵庫県篠山市丹南町油井にあって国道176号より東側にある独立した様に見える小山の山頂が城跡、八上城主である波多野氏の傘下で酒井氏の居城と伝わる。

城跡へは登山口があるとは思われず何時もの様に一番最短で取り付きやすい場所を探す事から始まる。国道176号を北上した場合リサイクルショップが道路沿いにあるのでその北側の山が目指す城山なる、少し北上した東側にある空家の脇から直登すると数分で西郭跡に辿り着ける。5_oku_tozanguti

南より遠望

1z_2 登城ルート

3axwa 城跡概念図

意外に外見から窺うより規模は大きそうである、聳え立つ切岸を登ると主郭に到達するがかなり雑木で覆われており視認もし辛い。中心部の石碑が建っている場所だけが妙に木々が少ないが他の郭跡も結構な藪と化している。しかし移動に難渋しないだけはまだましかも知れない、南側に向いて段郭群が連なり規模の大きい二の丸、三の丸と繋がっているがその間は堀切で断たれている。他は余り技巧的要素の遺構は見当たらないが、三の丸を下りた辺りに石列がある、しかし利用方法は謎である(土留め石には見えない)。そのまま南側に下りる際になぜか山道が通じていたがこれが本来利用されていた大手かあるいは後世の山道(登山道)であると見受けられる。結果的に登山口は南側山裾にある事だけは知りえたが外見からは藪状で全く見えないので直登は正解であった。

28_nisi_obi 西郭跡

26_shukaku_nai 主郭内の石碑

22_minami_dankaku_gun 南段郭の切岸

15_daihorikiri 大堀切見所

14_3maru_nai 三の丸

10_sekiretu 三の丸南側の石列

城跡の訪問時期が五月と言うせいもあってか雑木も葉も生い茂り憂鬱に成る程の藪城であったが、複雑な遺構(縦堀の確認は無理)がないのでほぼ城跡の全体像は摑む事が出来た。結論としては外見から判断するより随分城跡規模は大きいが縄張り妙味もある訳ではなく遺構は郭跡と切岸及び一本の堀切の判別確認で留まり、最終的には城跡の存在確認で終わってしまっただけの様な気がする。しかし違う見方をすれば自然に任せた手付かず状態の為非常に遺構残存度は高い城跡なのである。

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