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2008年8月18日 (月)

三草山城(兵庫県加東市)

兵庫県加東市社町上三草にあって播磨地方では山城としてよりも登山としてハイカーの多く訪れる標高424mの山である、この三草山の山上から東側尾根一帯が城跡である。意外に山城見学として訪れる者は少なく登山道を少し外れた辺りの雑木藪の中には相当数の遺構が眠っており随所に残る切岸、石垣跡は感動ものである。

この山は古くは12世紀頃の源平古戦場として歴史にも登場、その後南北朝期において赤松氏がこの地に山城を築き居城とした模様。その後の詳細は不明

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城跡概念図

城跡へは登山遊歩道として幾つかルートがあるが車で訪れて分かり易く、登る距離も短く尚且つ尾根上の郭跡を確認しながら山上まで登れる畑地区にある口池からのスタートがベストだと思われる、山上主郭まで辿り着くには40分は要するがその間は尾根上の郭跡石垣跡、土塁跡、郭切岸といった数多くの遺構を判別確認しながら移動出来るので全く苦にならない。特に主郭より手前南側に展開される南郭群は現状相当な雑木藪であるが石垣跡、郭切岸、埋もれた空堀跡、段郭跡と遺構も豊富にそろっているので絶対に見逃してはならない。状態は悪いが残存度は高く判別確認は可能であり、この雑木藪一帯が山上よりも遥かに赤松時代の遺構が手付かずのまま残存しているのだ。石垣跡は主郭外壁にも窺う事が出来るが藪の中を探せばまだ多くの遺構が眠っていると思われる。

15_minamikaku_heki_isi 南郭壁石垣跡

17_koguti_dorui 南郭土塁虎口

27_minami_kaku 南郭

32_shukaku_e 主郭切岸

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主郭壁の石垣跡

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主郭

35_yaguradai_isidan 主郭櫓台(最高所)

山上は素晴らしい眺望で、ゆっくりくつろぐ事も出来、今までの疲れも癒され都会の喧騒も忘れさせてくれる空間となっている。訪問するまでは登山目的の山の印象が強く、山城としては大して期待も寄せていなかったのだが、訪れて見るとここは予想を遥かに上回るしかも石積みを得意とする赤松氏の山城跡であった。

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