荒木城跡(京都府福知山市)
京都府福知山市堀にある荒木山416m山頂が城跡である、この地は丹波市との丁度境にあたり当時の峠越え道路が一部セメント道となって今尚健在である
この城跡の成立は南北朝期と聞くが丹波守護であった仁木氏の居城で戦国期までは代々使用され、やはり丹波平定のあおりを受けて最終的には廃城となった可能性が高いものと思われる。丹波周辺は平定される以前より常に戦乱の渦中にありこの城もそうであるように、城は取ったり取り返したりと城主の変遷は仁木氏だけに限らず歴史の表面に出て来ないだけで相当あったと思われる。
城跡へは丹波市市島町側の市ノ貝より荒木山を目指し進み南麓の熊野神社が登城スタート地点となる。途中遠方から城山を眺めると相当険峻で距離も遠くに感じられ少し登るのには腰が引けそうになるが、これより峠越えの山道が北に向いてあるのでこれを利用して峠の切り通しまで上っていく。峠まで辿り着くと切り通し西側(左手)に取り付きこれからが本当の登り斜面との格闘になる、しかしここまで来れば距離はそんなに無いので正味15分程度だと思えば良い。山頂までに二箇所の郭跡らしき平坦地を通り過ぎ神社からは約30分で山頂に到達出来る。
城跡の規模はさほど大きくなく狭い山頂スペースに目一杯郭が配されている、やはり戦国期にありがちな物見か詰城かと言ったところで険峻が故に縄張り妙味もなく技巧的な遺構も堀切程度で他は見当たらず、戦国期まで利用されてはいるが改修は余り成されていない様である。現状相当な雑木藪で覆われてはいるが城跡内の遺構はほぼ確認判別出来る状態にあるので何とかここまで辿り着いた甲斐はあった。もし木々も取り払われて眺望もきき少しでも郭内が整備されていたら、違った意味でこの山城の醍醐味を味わう事が出来たのではないだろうか。
峠越えの切り通しは恐らく当時からのものと見受けられるが凄い高さのある切岸で一見の価値あり。
城跡概念図
主郭虎口石積み跡
主郭内
主郭南の堀切











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